大日本プロレスのBJW認定ストロングヘビー級王者・岡林裕二(39)が、タイトルマッチ全国制覇の壮大計画をブチ上げた。

 5日の横浜武道館大会で関本大介(41)を下してV2に成功。1995年の旗揚げ大会から毎年興行を実施してきた横浜文化体育館が閉館し、生まれ変わった同地で主役を務めた岡林は「横浜に帰ってくることができた。でも、ここからが本当の意味でのスタートだと思っている」と力を込める。コロナ禍で大会の中止や縮小を余儀なくされたが、イベント規制緩和を逆襲の機会と捉えているようだ。

 そんな王者は壮大な防衛ロードを思い描く。次期挑戦者について団体を問わず「戦いたいやつがいればどんどん来いと。俺はいつでも受けて立つぞと。そういう気持ちで構えている」と話す。

 現在は全国を巡業していることから「各地で防衛戦がやりたい」と意欲満々。最終目標は北海道から沖縄までコンプリートすることだと言い、〝V47〟に向けて「今日の勝利で自分のレベルがどんなもんか分かったし、ここからもっと精進しないといけない」と気を引き締めた。

 その一方で、対戦相手だった関本とのタッグ再結成も視野に入れる。かつて全日本プロレスの世界タッグ王座やDDTのKO―Dタッグ王座を獲得したコンビだが、岡林は「関本さんとは(シングルで)戦っても組んでも面白い。明日組むことになればすぐに組めるし、そういう(団体問わずベルトを狙う)考えもある」と言い切った。

 まずは東京、神奈川で防衛に成功した岡林。今後もタイトル戦線から目が離せない。