お笑いコンビ「爆笑問題」(太田光=56、田中裕二=57)が司会を務める、8日放送の「サンデージャポン」(TBS)で「対独戦勝記念日(5月9日)」の〝Xデー〟を控えたロシアの空中指揮機「イリューシン80」を取り上げた。

 同機は〝終末の日の飛行機〟とも呼ばれ、核戦争が起きた際にプーチン大統領が搭乗し、指揮を執る。核爆発で発生する「電磁パルス」から機体を守るために、コックピット以外に窓はない。

 5月9日にはロシアが「戦争宣言するのでは?」と欧米メディアを中心に報道されているが、番組にVTR出演した筑波学院大学の中村逸郎教授は「核戦争を前提とした宣言であると決意を見せるためにそういう飛行機(イリューシン80)が空を飛ぶと発表されています」と解説。

 5月9日がこの侵攻問題の転換点となるのか? TBS前モスクワ支局長の黒岩亜純氏は「(5月9日に)ロシアが戦果をどう出していくのか? 過去にクリミア併合を強硬した際には、支配地域ではウクライナの捕虜を歩かせたケースもあった」と指摘。キーウからリモート出演したウクライナ人ジャーナリストのボクダン氏は「我々も緊張感を持っている。最後の悪あがきをするなら、5月9日となると思うので。逆に何も起きずに終わる可能性もあるのかなと。ウクライナも粘ってますし」とした。