タレントの鈴木紗理奈(44)が8日放送の「サンデージャポン」(TBS)で熊本県八代市の私立秀岳館高校で起きたサッカー部の30代男性コーチによる暴行問題と監督の不正に「あり得ない」と怒りを露わにした。

 この問題では4月末、サッカー部コーチが部員の背中や足を蹴る動画がSNSにアップされたことを発端に、生徒たちの謝罪動画が〝自主的に〟アップされた。ところが、5月になり、自主的ではなく、同部の段原一詞監督が関与していたことが発覚。再撮影なども行っていて、批判の声が大きくなっている。

 同番組では現地取材を行い、段原監督の評判を聞いた。ベテランサンジャポジャーナリストの問いに、サッカー部OBは「(監督は)見下している感じ。熱が出て1週間休むと、名前で呼ばれず、背番号で呼ばれる」とパワハラの実態が明らかになった。

 鈴木は「部活って、どんなに強い学校でも、勝ち負け以外に絆とかも学ぶことも大事。教育者としてずるい感じが明らかになったけど、生徒たちがこういうもんだと思ってしまったかもしれないことに暴力以上の悪さがある」と断罪した。

 モデルのみちょぱ(23)は「(段原監督は)ただのアホじゃない?と思っちゃった。1回嘘ついたら全部が嘘に聞こえる。この監督のちょっと、信じられない。生徒たちがかわいそう。サッカーがちゃんとできるのかなと」と案じた。