活気が戻ってきた。大相撲夏場所初日(8日、東京・両国国技館)、大関御嶽海(29=出羽海)は幕内高安(32=田子ノ浦)を寄り切って白星発進。白熱した攻防を制し「圧力がかかっていないかなと思ったけど、最後は力が出せてよかった」と安堵した。

 直接対決は過去8勝20敗と大きく負け越していたが「やりにくい相手に初日から勝てたのはうれしい。明日からも気持ちよく取れると思う」と素直に喜んだ。また、この日は母の日ということで、母・マルガリータさんに贈る「いい白星だったと思います」とにっこり。

 今場所は観客数の上限が定員の87%にあたる1日9265人に拡大した。「うれしいですね。迫力があるのでやりがいがあります」と御嶽海。大関初Vに向けて追い風になりそうだ。