元宮崎県知事でタレントの東国原英夫(64)が8日、ツイッターを更新し、北海道・知床半島沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長の資産差し押さえに言及した。

 カズワンの船体引き揚げについて、国が費用の一部を負担する方針を固めた報道に対し、東国原は「初めから言っているが、国費投入は致し方無い。桂田社長の刑事・民事での責任を徹底的に追及し、法的に引き揚げ費用を運航会社や桂田社長に請求出来るか。資産差し押さえ等検討すべきである」と投稿した。

 さらに「同時に小型船舶検査機構や国交省(運輸局)等の責任追及もすべき」とも言及した。

 カズワンは衛星電話が故障し、航路の大半で圏外となる携帯電話を通信手段にしていたものの事故3日前に行われた船舶検査は通過していた。検査を代行している小型船舶検査機構や所管する国交省の安全管理態勢も問われる事態になっている。