3月にデビュー33周年を迎えた「DREAMS COME TRUE」は、数字の「3」と縁がある。今でこそ吉田美和(57)と中村正人(63)のデュオだが、元は西川隆宏(57)を含めた3人組。男2女1で行動する関係は、かつて「ドリカム状態」と言われた。

 4枚目のアルバム「MILLION KISSES」(1991年)では、メンバーの仲むつまじいスリーショットをジャケット写真にして話題になった。中村は2年前のブログで「このジャケットがなければ『ドリカム状態』とか『ドリカム編成』とかいう当時流行した言葉も生まれなかったよね」と振り返っている。

 それだけに、古参ファンからは「また3人のドリカムが見たい」という声もある。さる音楽関係者によれば「中村さんは、西川さんの復帰に前向き。吉田さんの意向は分からないが、彼女の旦那さんが難色を示しているようだ」という。その旦那とは、ドリカムのサポートメンバーを務めるミュージシャンJUON(37)だ。

 西川は2002年のドリカム脱退後もDJとして活動中。度重なる不祥事もあったが、09年には地元・北海道の札幌でDJバーをオープン。いまだ〝ドリカム愛〟はアツい。

「ドリカムに何かニュースがあればSNSで告知し、誕生日のフォロワーにはドリカムのバースデーソングの動画を送っている。3月の札幌公演も見に行っている。33周年の3月21日にはドリカムのイラストを投稿して祝い、5月6日の吉田さんの誕生日にもお祝いコメントをアップしていた」(知人)

 中村は3年前、札幌公演の前夜祭イベントに西川を呼び、2人は17年ぶりの共演を果たした。かたや西川は、自身の店でドリカムソングをかけまくるイベントを長年にわたり開催。4月1日には移転1周年を迎え、翌日には中村から届いた、お祝いの花の写真をSNSに載せ、ドリカムとの絆をアピールした。

「ニーヒャ(西川の愛称)がカムバックすれば話題にはなるけど、そうしなくてもドリカムは売れてるし、これからも売れるだろうし、どうだろう。もう『ドリカムは2人』ってイメージのほうが強いし、ニーヒャを知らない若いファンもいるだろうし」と前出の知人は指摘するが…。

 3人が再び集う日は来るのだろうか。