テレビ朝日の玉川徹氏が9日、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。ロシアによるウクライナ侵攻について見解を述べた。

 番組では9日にロシアで行われる戦勝記念日の軍事パレードについて取り上げ、プーチン大統領が戦争宣言をする可能性を指摘。また、ウクライナが反転攻勢に出るにあたって米国の存在が重要になることも伝え、オースティン米国防長官の「米国の目標はウクライナ侵攻のようなことができなくなる程度までロシアが弱体化することだ」との発言を紹介した。

 玉川氏は「米国が意図してこの状況を作ったかは分からないが、結果として米国としてはいい状況ですよね。孫子が『戦わずして勝つ。これが善である』というようなことを言っているが、米国は一切戦ってないですから。武器を支援しているだけで。結果的にロシアはどんどん弱体化している」と指摘した。

 さらに、「米国にとって損がない状況になっている。NATOは結束したし、米国の武器はこれからいっぱい売れていくでしょうし、米国人は1人も死にません。俯瞰で見ると、これが続くことは米国にとって損ではない」と持論を述べた。