【ロードアイランド州プロビデンス8日(日本時間9日)発】WWE「レッスルマニア・バックラッシュ」で、WWE&ユニバーサル統一王者のローマン・レインズ(36)が、圧倒的な存在感を示した。

 いとこのスマックダウンタッグ王者ウーソズ(ジミー&ジェイ)との「ザ・ブラッドライン」で、ドリュー・マッキンタイア&ロウタッグ王者RKブロ(ランディ・オートン&リドル)との6人タッグ戦に出陣。王座を狙うマッキンタイアとは遺恨が生じており、序盤にマッキンタイアの対戦要求に応えてリングインした。

 しかしすぐにジェイに交代。会場からブーイングを浴びるも、心理作戦でマッキンタイアを手玉に取った。レインズは避けていたマッキンタイアと対峙すると、強烈なスーパーマンパンチ。さらにコーナーでショートレンジのラリアートを連発してから、ジャンピングラリアートだ。マッキンタイアにクレイモアで反撃されたものの、リング上を支配した。

 ウーソズとRKブロもタッグ王座統一を巡り抗争を繰り広げてきただけに試合は白熱し、観客からは「これぞ名勝負!」のチャントが上がった。終盤にはレインズが〝毒蛇〟オートンにRKOを決められたが、場外で鉄階段を踏み台にしたスーパーマンパンチ一発で毒蛇をKO。続けて捕まえたマッキンタイアをロックボトムで解説席に叩きつけてテーブル葬だ。

 最後はジェイに雪崩式RKOを放ったリドルめがけて、必殺のスピアーを発射。見事に決まって3カウントを奪った。フィニッシュまでオートン、マッキンタイア、リドルと一人で沈める活躍ぶり。PPVのメインで〝三重殺〟を成し遂げ、難攻不落の絶対王者たることを証明した。