アーティストとして音楽ジャンルを超えて日々進化し続ける氷川きよし(44)が2月にリリースしたシングル「群青の弦」の新タイプ(Dタイプ、Eタイプ、Fタイプ)のビジュアルが公開された。

 発売直後のオリコン週間シングルランキング(2月14日付)で12年5か月ぶりの1位を記録したシングル。この曲は氷川の演歌の真髄ともいえる作品となっており、「春の海」を作曲した盲目の箏曲師・宮城道雄さんを題材にした楽曲となっている。

 6月14日にカップリング曲とジャケット写真を変え、装いも新たにした3タイプを発売。そのうちDタイプのカップリングには昨年の紅白歌合戦で歌唱した美空ひばりさんの「歌は我が命」をカバー曲が収録されている。発売に先駆けて解禁されたビジュアルは、都内のスタジオで撮影。楽曲「春の海」からイメージされた桜色のオーガンジーをバックに、白い着物姿で凛とした表情を見せる氷川が様々なポーズをとったビジュアルとなっています。

 氷川は「ABCタイプはタイトルから群青の色でイメージを作らせてもらいましたが、DEFタイプは『春の海』から桜のきれいな色を表現させていただきました。信頼しているカメラマンの下村一喜先生にとても素敵な世界観に撮影していただきました」とコメント。紅白で歌った「歌は我が命」のカップリング曲についても「美空ひばりさんが1976年に発表された作品です。歌い手として自分自身と重なる部分があったり、思い入れがある作品なので、その曲を昨年の紅白歌合戦で歌わせてもらえたというのは本当に忘れられない思い出となりました」と語っている。