元AKB48のメンバーでタレントの板野友美(30)が、AKB48の後輩たちに〝二兎を追え〟と格言を授けた。

 板野は2005年にAKB48オープニングメンバーオーディションに合格。グループ在籍時にはAKB48選抜総選挙の常連で神セブン、おしゃれ番長として圧倒的な人気を誇った。13年にグループを卒業し、プロ野球・ヤクルトの高橋奎二投手と昨年結婚。10月には第1子となる女児を出産した。

 そんな板野は9日、自身がディレクターを務めるライフスタイルブランド「ROSY LUCE(ロージールーチェ)」のスターティングイベントを都内で行った。

 板野は以前、大手アパレルブランドの中でブランド展開していたが、妊娠、出産を経て再始動するにあたり「せっかくやるなら自分で会社を立ち上げて、イチからスタートしたいなということで始めました」と、経営者としての第一歩を歩み始めた。

 ブランドコンセプトは「花」。板野は「女性とお花は似てる。お花も形、色もそれぞれ違う。咲く時期もさまざまだし、『女性も人と比べるんじゃなくて、お花のように自分の咲くタイミングをしっかり待って大切に育ててあげるんだよ』というメッセージを発信していきたい」と熱く語った。

 古巣のAKB48は先日、新加入した17期生11人をお披露目。板野は「新しいAKB48が加速してる感じで、私もうれしい」と笑顔を見せ、さらに後輩たちにこんなエールを送った。

「やりたいことをあきらめないでほしい。まだまだ仕事をやりたいけど、もう1個やりたいができたとか。どっちかをあきらめるんじゃなくて、どっちも手にしてほしい。私は子育てが始まったタイミングで会社も立ち上げたんですけど、全力でやればできないことはないなと信じて、この道を進んでいる。やりたいことは貫いてほしい」

 タレント、母、ブランドディレクター、経営者と〝4足のわらじ〟を履くレジェンドOGの格言は、新生AKB48の躍進を後押ししそうだ。