女優の安達祐実(40)が、夫でカメラマンの桑島智輝氏(43)と「不仲になって別居した」などと一部で報じられた。ただ安達の個人事務所は9日、取材に対して別居は事実だが不仲であることは否定した。夫婦関係に問題はないが、複雑な事情が重なった上での〝別居婚〟だというのだが、その背景を追跡してみると…。

 安達をめぐっては、一部週刊誌の電子版で9日、桑島氏との不仲&別居報道が飛び出し、SNS上などで大きく注目された。

 報道によると、安達は5月のゴールデンウイークの間、長女(16)、長男(5)、さらにかつてステージママと言われた母の有里さん(64)と一緒に外出したものの、そこに桑島氏の姿は見られなかった。安達は家族が住む自宅に帰らず、別の建物に住んでいるという。

 別居の理由は、安達が独特の夫婦関係に違和感を感じたことにある。これまでは日常を記録するように、桑島氏に頻繁に写真を撮られることで良好な関係を築いてきたが、長女がこの関係に疑問を口にし、安達もそれに同調。やがて桑島氏の撮影を拒むようになり、すれ違いも生じはじめた。そして安達は今年の初めに家を出て、別居生活が始まったという。

 安達は2005年にスピードワゴンの井戸田潤と結婚したが、09年に離婚。14年に桑島氏と再婚した。再婚から8年後に不仲&別居報道が飛び出した格好だ。

 桑島氏は9日、自身が撮ったという安達の写真を2点、インスタグラムに投稿。安達も同日、インスタに「静かに穏やかに過ごせたらいいなぁ」「先週夫に撮ってもらった写真載せとく!我々の写真の旅はまだまだ続く」と記し、さらに桑島氏に撮ってもらったという自身の写真を3点投稿し、夫婦仲が良好であることをニオわせた。

 安達の個人事務所は9日に取材に応じ、不仲&別居報道について説明。それによると不仲はガセで、別居は事実だという。

 不仲については、安達はゴールデンウイーク中、仕事で桑島氏に写真を撮ってもらうなど、以前と変わらず顔を合わせており、夫婦関係に問題はないとした。

 ただ別居については事実だと認めた。とはいえそれは、不仲が原因ではないという。

 安達は、先月8日に終了したNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、〝大根役者〟役を好演するなど、女優としての評価は高い。オファーも多く、可能な限り仕事に打ち込みたいという思いがある。一方、桑島氏も仕事は順調だ。

 そんな中で長女、長男の世話など、母の有里さんらのサポートをより受けやすい環境を整えるため、家庭内の状況を整理しているのが現状。そうした上、桑島氏の仕事の事情もあり、一時的に別居しているだけだという。

 最近、世間で推奨されている、仕事と生活の調和がとれたワーク・ライフ・バランスを安達なりに図るための〝別居婚〟だったというのだ。

 安達は30年所属したサンミュージックプロダクションを昨年11月で退所し、現在は個人事務所で活動している。40歳になっても愛くるしいルックスは健在で「奇跡の40歳」などと言われている。

 そうした中で飛び出した〝不仲&別居報道〟だが、今のところは〝即離婚〟などという話ではなさそうだ。