NHKは10日、神木隆之介(28)が主人公を務める23年度前期連続テレビ小説「らんまん」のヒロインを、浜辺美波(21)が演じると発表した。

1500種以上の植物を命名した「日本植物学の父」と言われる学者・牧野富太郎をモデルにした物語で、浜辺は神木演じる槙野万太郎の妻・寿恵子として登場する。植物研究に金をつぎ込む夫のために、あの手この手で苦しい家計をやりくりし、最終的にはあっと驚く方法で家族を救うことになる。

浜辺は出演決定にあたり「祖父母、親孝行になる朝ドラという歴史ある番組に神木隆之介さんという敬愛する大先輩と共に出演させていただける機会との巡り合わせに、企画書を読む手が震えるほどうれしかったことを覚えています」と喜びのコメント。「夫を支えるひたむきな妻、という姿だけではなく寿恵子さん自身が植物のように根を強く張りたくましい女性として生涯を万太郎さんと駆け抜けて行けたらよいなと思っております。見てくださった方に快い笑顔になっていただけるよう精いっぱい努めます。2023年の春を迎えるのが今からたのしみです。どうぞよろしくお願いいたします」と意気込んでいる。

神木も「浜辺美波さんのお名前を聞いた時、純粋にうれしかったです。心から信頼をしている方なので万太郎と寿恵子さんの関係にこの信頼を乗せて築き上げていけたらいいなと思っています」と語った。

脚本は同局ドラマ「流行感冒」などを手がけた劇作家長田育恵さんのオリジナル。明治から昭和にかけての激動の時代、草花を愛する万太郎が「日本独自の植物図鑑を編さんする」という夢に情熱を燃やす姿を描く。