阪神・大山悠輔内野手が10日の広島戦(甲子園)に「5番・左翼」として先発出場したが四球、見三振、遊直、三ゴロの3打数無安打。チームも0―3で今季10度目のシャットアウト負けを喫した。

 大山は直近4試合連続で4番→6番→7番→5番と打順を転々とされての出場。今季初となる左翼守備こそ無難にこなしたが、打棒の方は依然低調なままだ。一発が出れば同点に追いつく9回二死一、三塁の第4打席ではカウント3―0からの4球目に手を出し、ボテボテの三ゴロ凡退…。球場は虎党たちの特大のタメ息であふれた。

 これで大山の5月月間打率は30打数3安打の1割ジャスト。〝市外局番打率〟突入目前だ。悩める虎の背番号3。トンネルの出口はどこにあるのか。