カブスの鈴木誠也外野手(27)は10日(日本時間11日)の敵地サンディエゴでのパドレス戦で9回に代打で出場して中前打を放った。1打数1安打。打率2割5分。前日に右足首を痛めたため、代走を送られ退いた。チームは4―5で敗れた。

 当初は「2番・DH」と発表されていたが、試合開始1時間前にベンチスタートに変更。試合前の練習で状態が万全でないと判断され、大事をとった。

「セイヤ・スズキ」とコールされたのは3―5の9回二死無走者。マウンドは守護神の左腕ロジャーズだった。2球で追い込まれるも、低めをしっかり見極めてカウント2―2と粘りを見せた。5球目の94マイル(約151キロ)の内角低めのシンカーをバットを振り抜き、ライナーで中前に運んだ。

 死球とハップの右前適時打で4―5とし、なおも死球で二死満塁と一打逆転のチャンスを迎えたが、代打シュウィンデルのあわや満塁弾かと思われた左翼への大飛球はフェンス際で捕球されて試合終了。あと一伸びだった。

 鈴木は前日の5回の遊ゴロ併殺で一塁ベースを踏んだ際に右足首を痛めた。直後は守備に就いたが、6回から退いていた。