浜松オートのGI「開場66周年記念ゴールデンレース」は11日、幕を開けた。良走路で行われた初日、12Rでは鈴木圭一郎(27=浜松)が一番時計で快勝、好発進を決めた。

 一方、前回覇者の佐藤貴也(37=浜松)は7Rで3着。「スタートを失敗した」とカマシが決まらず8番手からの競走となった。勝利とはならなかったが、前2車とはあまり差のない3着と、怒とうの追い上げを見せた。

 前節、川口SGでの落車(他落)もあって今回はクランクケースを交換した。「エンジンは良さそう。直線もいいし、試走もSGの時より出ている。最低でもSGの時か、それ以上の感じはあった」。車速が出たことで感触は良く、整備でマシンは上向いた様子だ。「この感じなら微調整でいい。タイヤも跳ねがなかった。抜かれることなく、抜いていけたのは好材料」と懸案の足周りも不安がなく表情は明るい。

 2日目(12日)、天気は雨の予報もあり「雨も準備はする」と抜かりはない。気配は悪くないだけに連覇に向け、まずは1着を奪取し勢いをつけたい。