タレントのはるな愛が11日、自民党文部科学部会「学校現場のいじめ撲滅プロジェクトチーム」に招かれ、自身の壮絶な〝いじめ体験〟を語った。

 はるなさんは中学生時代のいじめ被害について「家の近くに道路があって歩道橋の上から飛び降りようって何度も考えました」と振り返った。

「本当に毎日がいやで地獄でした。いじめっ子から休憩時間になると逃げるのが精いっぱいで、逃げても追いかけられていじめられた。でも、いじめっ子のことで命を落としてしまったら、家族が悲しむと思い、(自殺は)しちゃいけないと思いとどまりました」

 政治の現場で自身のいじめ経験を語ったことについては「私の経験よりも、もっと過酷な方もたくさんいます。今も生きるのが嫌な子どもたちもいるけど、絶対に生きてほしいし、命を絶ってほしくない。『多様な世界』とか言葉だけが先に進んでいるが、本気で地域から、家庭から変わってもらいたい。絶対に自分の居場所があるから、あきらめないでほしいです」と訴えたという。

 同チームはいじめ撲滅に向けた提言を近くまとめる方針だ。