若手人気俳優の中川大志が13日、NHK「あさイチ」にゲスト出演。武将・畠山重忠役で出演している大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などについて語った。

 打倒平家に立ち上がった源頼朝(大泉洋)にはせ参じ、戦では先鋒を務める栄誉に浴した重忠。劇中、その端正な顔だちに庶民の女性たちがはしゃぐ場面もあった。中川は「男としても、人としても、生き方がカッコ良くて、現代に通ずる、自分も学びたいなと思うこともたくさんあるような人物ですね」と評した。

 MCの博多大吉に「驚いたんですけど、中川さんってこれが大河4作目なんですね」と問いかけられると、「そうなんですね。最初が『江』という大河ドラマ。小学校の6年生ぐらいの時だったんですけど、そこから数えて4回目になりましたね」と答えた。

 上野樹里主演の「江~姫たちの戦国~」(2011年)で、細川光千代を演じて大河デビュー。翌12年の「平清盛」では、頼朝の少年期役に起用された。16年の「真田丸」では豊臣秀頼。現在23歳にして、著名な歴史上の人物に扮してきた。

 清盛に「早う殺してくださいませ」と言い放つも、命を救われた頼朝を演じたのは中学2年時。当時の映像を見ながら、中川は「この時に頼朝の幼少期、少年期をやらせていただいたので、何か今回、大泉さんの頼朝を見ていると他人事じゃない感じがして、『自分もそんなことあったな』みたいなことを思いながら…」と振り返った。

 乗馬のシーンは「平清盛」以来。「真田丸」では「殿の役だったので戦場に出なかったので、武芸も久しぶり」。スタジオでは弓の使い方も実演してみせ、MCの博多華丸は「お相撲さんが取組終わった後(弓取式)みたい」とその大きさに驚いていた。