小池百合子東京都知事が13日、定例記者会見を開き、マスクをめぐる議論に対して持論を述べた。

 この日、国会では岸田文雄首相がマスク着用について「子どもを含め感染の基本的予防策として大変重要だ」と話していた。一方で松野博一官房長官は12日に「これまでも2メートル以上の距離を確保できている場合は外すよう推奨している」と柔軟な対応を強調していた。

 小池氏はさまざまな意見が飛び交うマスク着用をめぐる議論について、「都民だけでなく国民みなさんが関心を持っている。みんな熱中症で苦しくなるんじゃないかとか、子どもさん大変だよねという思いを共有しています」と国民的関心事だと指摘した。

 その上で、「科学的知見とともに、どうすればコロナ対策として有効なのかを統一的に政府としてご発言してまとめていただきたい。いろんな意見が政府内から出てくると余計どうしたらいいのかと思われるので、統一的な形での情報発信を求めたい」と国として意見を一つにすることを提案した。