ボクシング興行会社のDANGANは13日、日本人初の世界王者の故白井義男氏(享年80)に関する記念品を特別公開することを発表した。

 白井氏は1923年11月23日生まれ。戦時中にプロデビューし、後に召集されて海軍に従軍。終戦後に日本フライ級王座、日本バンタム級王座を獲得した。1952年5月19日、当時の世界フライ級王者ダド・マリノ(米国)に15ラウンド判定勝利し、日本人初の世界王者に輝いた。

 快挙から70年目を記念し、15日(東京・墨田区総合体育館)と19日(後楽園ホール)のイベントで白井氏が世界戦で使用したガウン、トランクス、練習用グローブ、シューズ、タイトル獲得時のポスター、写真などが展示される。なお、白井氏が世界王座を獲得した5月19日は日本ボクシングコミッション(JBC)により「ボクシングの日」と制定されている。