映画「シン・ウルトラマン」(樋口真嗣監督)初日舞台あいさつが13日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主題歌「M八七」を書き下ろしたシンガー・ソングライター米津玄師(31)が、ビデオレターでコメントを寄せた。

米津は「映画『シン・ウルトラマン』公開おめでとうございます。米津玄師です。今回、主題歌を担当させていただき、『M八七』という曲を作らさせてもらいました。『シン・ウルトラマン』という映画の主題歌をまさか自分が担当させてもらえるとは夢にも思っておらず、本当に青天のへきれきというか、ものすごく光栄なことだなとに思っております」と語った。

その上で「ウルトラマンと言うと、日本国民みんなが愛する、強く優しいヒーローだと思うんですけども、生半可なものは作れないという、そういう意識があって大変ではあったんですけど、ウルトラマンの姿を眺めながら影響を受ける部分が多分にあり、自分自身、成長させてもらったんだろうなと思っております」と、ウルトラマンの姿が「M八七」の創作に影響を与えたと語った。

そして「本当に製作陣みなさんの熱量が痛いほど伝わってくる作品で、ここに関わらせていただいたことに非常に感謝しております。どうもありがとうございました」と主題歌を書き下ろす形で「シン・ウルトラマン」に関わることが出来たことを感謝した。

劇中で防災庁の禍威獣(かいじゅう)特設対策室専従班、通称・禍特対(かとくたい)の作戦立案担当官でウルトラマンになる男・神永新二を演じた主演の斎藤工(40)は「もう1つのトリガー、感情が高まる。そこには孤独、優しさ、美しさがある、ウルトラマンの孤独を歌詞で表現してくださった。世界を結んでいただいて、見終わった後、楽曲を聴くとつながっていく、素晴らしい楽曲。見た後のフェイズが高まる、高まりを感じた」と力を込めた。神永の相棒の分析官・浅見弘子を演じた長澤まさみ(34)は「最後に寄り添ってくれる…言葉は鋭く強いけど、優しさを感じる曲だなぁと」と感想を語った。

この日「M八七」のフル尺とミュージックビデオが解禁された。