女子プロレス「スターダム」の〝闇の黒虎〟スターライト・キッドが、怨敵ジュリア率いる「ドンナ・デル・モンド(DDM)」を闇に葬る。

 28日の東京・大田区総合体育館大会では鹿島沙希、渡辺桃との「大江戸隊」トリオでDDMの舞華&ひめか&なつぽいが持つアーティスト王座に挑戦する。これまで同王座に6回挑戦するも戴冠経験がないキッドは「アーティストはユニットのベルトだから。取って大江戸隊にさらに勢いを与えたい」と力を込めた。

 極悪軍団の加速と同時に狙うのがDDMの弱体化だ。「初期に比べてDDMもだいぶ勢いがなくなってきたんじゃない? 最近はベルト挑戦回数が多いだけ。DDMのベルトはアーティストだけだよね?」と悪の笑みを浮かべる。

 DDMは中心メンバーだったワールド王者の朱里が離脱。新ユニット「ゴッズアイ」を立ち上げ、ここにMIRAIも移籍するなど戦力は衰えている。

 そこを鋭く突くや「あとSNSとか見てると最近、舞華、ひめかの2人とほかのメンバーとで距離があるように見えるんだよね。そんな状況で、私たちがベルトを奪ってユニットとして無冠になったらどうなっちゃうのかなあ? とどめ、刺しちゃおうか?」と王座奪取によるDDMの内部崩壊を予言した。

 闇の論客ぶりを存分に発揮したキッドは、13日の若手主体興行「NEW BLOOD」竹芝大会でも獅子奮迅の活躍。試合後も敵軍のディアナ・梅咲遥にタッグ結成を呼びかけるなど積極的に動いた。話題を出し続ける黒虎からますます目が離せない。