スペイン1部バルセロナのフランス代表FWウスマヌ・デンベレ(24)が今シーズン限りでの退団が決定的になったと、同国メディア「TodoFichajes」が報じている。

 今季限りとなる6月末で契約満了のデンベレはバルセロナからの延長オファーを断り、物議を醸したが、最近では来季残留の可能性も報じられていた。しかし、同メディアによると「デンベレはバルセロナを離れることを決定した。最近開催された多数の会議にもかかわらず、特に経済分野でのへだたりが大きく、バルセロナはすでに流出すると考えている」と、条件面で合意できず、引き留めを断念したという。

 その一方、デンベレは来季に向けてささやかれていたフランス1部パリ・サンジェルマンへの移籍ではなく、イタリア1部ユベントス入りが有力だ。同メディアは「ユベントスはエージェントであるムサ・シソコと常に連絡を取り合っており、今シーズンが終わるとトリノへ着陸する可能性がある」と指摘した。

 ユベントスはデンベレ獲得の際、移籍金が発生しないことから年俸など好条件を提示。同メディアは「バルセロナよりも魅力的なものを提供される」とし、シーズン終了後の6月に正式契約を結ぶ予定と伝えている。