浜松オートのGI「開場66周年記念ゴールデンレース」は14日、準決勝戦を行った。

 高木健太郎(33=山陽)が9Rで6周回逃げ切り、GI初優出を決めた。4月の地元・山陽のGI「令和グランドチャンピオンカップ」の準決勝戦は8着に終わったこともあり「リベンジできた。うれしい。良かった」と満面の笑みを浮かべた。また「車券に貢献できているのも大きいですね」と今節、ここまでの4走2、3、1、1着とすべて連に絡む好内容で勝ち上がってきた。

「跳ねる。回転が上がってくるのが遅いかも。それで突っ込みで跳ねるし、序盤もペースが上がらなかった。ただ手前がいいので、そこでカバーしてグッと行く感じ」とマシンは悪い部分もいい部分もあるようだ。「タイヤはいいので、ヘッド周りを調整していく」と万全を期す構え。

 試走は3・37秒と9R出走メンバーの中では一番良くなく「(最重ハンデ勢に)好きにしてくれと思った」と覚悟していた。だが、ファイナル進出とあって優勝も「可能性はゼロじゃない」と色気を見せる。再度逃げて、GIで悲願の初Vを決めるつもりだ。