7日間の長丁場で行われてきたボートレース大村の「ミッドナイトボートレース第1戦in大村」は15日、ついにシリーズ最終日を迎え、12Rで優勝戦を迎える。

 その優勝戦へ名を連ねる6人は以下の通りとなった。

 1号艇・馬場  剛(29=東京)

 2号艇・新田 智彰(48=大阪)

 3号艇・中村 桃佳(29=香川)

 4号艇・赤坂 俊輔(39=長崎)

 5号艇・加藤 翔馬(25=兵庫)

 6号艇・大神 康司(49=福岡)

 1号艇に陣取る馬場が「出足寄りで全体的にいい足をしているし、伸びられることもないと思う。乗り心地を含めて悪い部分はない。特に何もしないと思う」と実戦足には太鼓判を押す。それだけに、この頂上決戦でも人気の中心となりそう。

 そんな中、女子レーサーからただ一人、優出を果たした中村桃佳に逆転Vの夢を託したい。今節は初日ダブル白星での滑り出し。その後もパワフルな走りで予選3位通過。5日目進出戦、6日目準優勝戦も力強く逃げ快勝した。

 さあ、優勝戦。6枠の大神が「当然、動くつもり」と前づけ宣言。ならば、中村は4カドに持ち出す作戦か。機は「6日目が一番感触が良かったし、特に夜の時間帯の方がいい。前半は少し重かったけど、準優は重さもなくて、全部の足が良くて行き足も問題なかった」とトップクラスの仕上がり。

 何より大村は「デビュー初優出の水面だし、復帰後初の優出もここでした。相性はいいと思います。しっかりいいレースをして、それで結果がついてくれれば最高ですね」と笑顔が咲いた。
 
 最後は渾身のカドS攻勢で今年初、通算では8回目の栄冠を勝ち取るか。