女子プロレス「スターダム」の林下詩美(23)が、ユニット「クイーンズ・クエスト(QQ)」の新リーダーに就任した。

 15日の後楽園ホール大会では「QQ総選挙」と題した5WAYイリミネーションマッチで上谷沙弥、AZM、妃南、レディ・Cと対戦。レディ、上谷、妃南が順に脱落し、詩美とAZMの一騎打ちになった。

 強烈なスライディングラリアートを叩き込むが、ハイスピード王者のスピーディーな丸め込みに苦戦を強いられた詩美。それでも最後はエプロンでの攻防から場外にパワーボムで投げ捨て、オーバー・ザ・トップロープで勝利を収めた。

「QQの新リーダーになりました! またQQという最高のユニットをスターダムのトップに引っ張っていきたいのでよろしくお願いします!」

 2016年に紫雷イオ(現WWE)が立ち上げた老舗ユニットは、18年にイオがWWEに移籍した後は渡辺桃がけん引。だが昨年12月に渡辺が極悪軍団「大江戸隊」に寝返り、リーダー不在の状況が続いていた。

 現在、QQがユニットとして保持するのは上谷のワンダー王座とAZMのハイスピード王座。昨年末にワールド王座を失ってから無冠が続く詩美も、再びタイトル取りに動き出す。