社会学者の古市憲寿氏が15日、日本テレビ系「真相報道 バンキシャ!」にリモート出演。子供のマスク着用見直しについてコメントした。

 番組では感染症対策と熱中症対策との間で対応が分かれている、学校の部活動の様子を紹介した。

 コメントを求められた古市氏は「この国はどこまで子供とか若者に犠牲を強いるんだろうなということを改めて思いました」とぴしゃり。続けて「かねて子供とか若者ってコロナにかかっても重症化しにくい、本人は死亡しにくいことが言われてるわけじゃないですか。つまり誰かのためにマスクをつけてるわけで。でも世界中がここまで正常化するなかで、まだマスクをつけないといけないのか、そろそろ議論すべきだなと思いますね。特に学校とかスポーツとか、同調圧力が働きやすい空間。そういう場所こそ積極的にマスクを外してもいいんだよということを伝えなきゃいけないのかなと思う」と訴えた。

 MCの桝太一アナウンサーが「国が『適切に』という言い方だと伝わらないこともありますよね」と語ると、古市氏は「そうなんです。そこは国が責任とれよ、って思うんですよ」と賛同。

 さらに「これまで厚生労働省が中心となって、マスク着用を呼び掛けてきたわけじゃないですか。広告やウェブを使って。呼びかけたからには責任を取って『必要はありません』あるいは『こういう場所ではデメリットの方が大きいです』ということをちゃんと呼びかけないと。『適切』っていう、あいまいな言葉で責任逃れするのはさすがに大人としてどうかな?と思います」と話した。