新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」が15日の名古屋大会で開幕。初出場のアレックス・ゼイン(35)が初戦で金丸義信(45)を撃破した。

 ゼインは米国でWWE「205 LIVE」、ROHなどで活躍し、大日本、WRESTLE―1、OWEと日本マットにも参戦経験を持つ。ハードコアもこなすハイフライヤーだが、この日の初戦は左ヒザに集中砲火を浴び、金丸の老かいなテクニックに苦しめられた。

 それでも独特の動きから繰り出すラ・ケブラーダ、飛びついての雪崩式フランケンシュタイナーで反撃に転じていく。変型のフェースバスターで金丸をマットに叩きつけると、シナモンツイスト(コークスクリュー式セントーン)で華麗に圧殺し逆転勝利を収めた。

 前評判通りの実力を見せつけたゼインは「ニュージャパンよ、俺にもっと対戦相手を与え続けてくれ。そいつらに俺のソースをぶっかけ続けてやるから。そしてそいつらを全員まるっと食ってやる。イタダキマス!」と豪語。初出場勢の多い今大会で、台風の目となれるか注目だ。