人気アイドルグループ「乃木坂46」が15日、神奈川・横浜の日産スタジアムでメジャーデビュー10周年を記念したバースデーライブを開催。11曲目「帰り道は遠回りしたくなる」では、卒業生で1期生の西野七瀬(27)がセンターとして登場した。

 19年2月に京セラドーム大阪で行われた卒業コンサート以来、約3年3か月ぶりの出演。西野が、卒業前に最後のセンターを務めたのが「帰り道は――」だった。
 
 ステージに西野が登場すると、会場からはどよめきが起きる。西野は「日産の皆さん、楽しんでますか~! まだまだ盛り上がっていきましょうね!」と呼びかけ、思い出の曲をセンターとして、現役メンバーと一緒にパフォーマンスした。

 歌唱後「間違えちゃった…すいません」と照れ笑いした西野。同期の秋元真夏から感想を聞かれると、会場を見回しながら「すごいね。広くてびっくりした」。自身の名前が書かれたタオルを発見すると「なんで私のタオル持ってるんですか?」と驚きつつも「うれしくて、懐かしい気持ちになりました。緊張はちょっとしたけど、楽しいなって。楽しい方が(大きい)」と久しぶりのアイドルを全身で楽しんでいるようだった。

 卒業後は女優としてドラマや映画などで大活躍。後輩たちの憧れの存在にもなっているが、乃木坂46での経験が支えになっている。

 グループの記念すべき10周年について、西野は「10周年あっという間だけど、来たんだなと…。10周年が来た感じが全身に伝わった」と感慨深げに振り返った。

 2012年2月22日に「ぐるぐるカーテン」でデビューした乃木坂46。毎年2月にバースデーライブを行ってきたが、今年で10回目を迎え、前日14日と合わせグループ史上最大規模となる日産スタジアムで開催。1期生から5期生までの現役メンバー44人と卒業生5人が出演し、各日7万人、計14万人を動員した。