芸能事務所「アローズエンタテインメント」は16日、ボクシングの亀田三兄弟の三男で元世界2階級制覇王者の亀田和毅(30)と業務提携したと発表した。

 和毅は4月12日、元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏(35)が会長を務める「3150ファイトクラブ」との契約解除を発表。同月22日から西宮の「TRY BOX 平成西山ジム」所属になっている。

 芸能事務所との業務提携にあたり和毅は「この度アローズエンタテインメントと提携して様々な取り組みをすることになりました。ボクシングで世界チャンピオンへ返り咲くことはもとより、社会貢献活動、世界チャンピオンを目指す子供たちのサポートなど『自分にできること』『自分にしかできないこと』を多方面にわたってやっていきたいと思っております。日本に元気を届け、そして、自分がお世話になっているボクシング界を盛り上げたいです」とコメント。

 そして「今の目標はスーパーバンタム級でチャンピオンに返り咲くことです。その後の夢は、フェザー級に階級を上げて3階級制覇をすることです!」と王者返り咲きを果たし「3階級制覇」を狙うと宣言した。

 新たな目標を掲げ、ボクシング界を盛り上げるために動きだした和毅は「必ずチャンピオンになります! 最後になりましたがファンのみなさまこれからも応援よろしくお願いいたします」と呼びかけた。

 業務提携したアローズエンタテインメントは「ファンの皆さま、いつも亀田和毅を応援していただき誠にありがとうございます。この度、亀田和毅と提携をさせていただき、マネジメントさせていただくことになりました。亀田和毅と一枚岩になり、頑張って参ります。ファンの皆さま、関係者の皆さま引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします」とコメントしている。

 和毅は、15歳で単身メキシコに渡り、2008年にプロデビュー。日本人で初めてWBO世界バンタム級王者に輝くなど、第一線で活躍してきたが、19年12月に当時所属していた協栄ジムがプロ活動を休止。その後はフリーで活動を続け、21年3月から22年4月まで3150ファイトクラブに所属。同22日、TRY BOX 平成西山ジム所属を発表した。