〝朝青流〟で快勝だ。大相撲夏場所9日目(16日、東京・両国国技館)、元横綱朝青龍のおいの小結豊昇龍(22=立浪)が幕内高安(32=田子ノ浦)を下して6勝目(3敗)を挙げた。仕切りでは、元朝青龍ばりに相手をニラみつけて闘志全開。高安の突き押しに後退するも、土俵際で相手の腕を手繰ってとったりを決めた。

 取組後は「仕切りのニラみ合い? 思い切り気合を入れて頑張りましょうという気持ちでやりました。(とったりは)集中できたから反応できた」と振り返った。前日8日目の黒星を引きずらず、元大関の実力者を相手に快勝。10日目(17日)には、結びで横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)の胸を借りる。

 元朝青龍も自身のツイッターを更新し「良く気分切り替え! 行け! 行け! 豊昇龍!」(原文ママ)とハッパ。豊昇龍は「最後まで一日一番と思って頑張りたい」と気合を入れていた。