濱田龍臣：「自分はこのままでいいのか」　思い悩んだ過去明かす　ドラマ「武士が、マックで店員になった件。」で主演

　俳優の濱田龍臣さんがこのほど、東京都内で行われた、5月17日スタートの主演ドラマ「武士が、マックで店員になった件。」（カンテレ・関西ローカル、火曜深夜0時25分）の会見に出席した。主人公の就職浪人生・太田信中を演じる濱田さんは「将来に悩んでいる若い世代の方に響くようなストーリーになっています」とアピールした。

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　日本マクドナルドが特別協力し、働くことを通して仲間の大切さを描くハートフルコメディー。信中はある日、記憶喪失の武士（伊藤淳史さん）と出会い、自宅に連れて帰る。好奇心旺盛な武士は、一口食べたハンバーガーにほれ込み、信中と同じハンバーガーショップでアルバイトとして働くことになる。全3話。

　ライトノベル作家を目指す役どころの濱田さんは「作品を作る表現者としての悩みや、『自分はこのままでいいのだろうか』『このまま（この道で）頑張っていくと決めちゃっていいのだろうか』という悩みは自分にもありました。自分自身、共感できるポイントが多かったです」と語った。

　幼少期から芸能界で活躍している濱田さんは、アルバイト経験がないといい、「厨房（ちゅうぼう）で働いているシーンがあって、すごくわくわくしました。アルバイト体験みたいなことができて楽しかったです。ハンバーガーの作り方や、カウンターの中での動きを教えていただいて、『アルバイトの人たちは、こんなにすごいことをしているんだ』と頑張りを実感しました」と驚きを交えて伝えた。

　ドラマについて「突拍子もないタイトル」と話す濱田さん。「とても適応力が高い武士がタイムスリップしてきて、マックで一緒にバイトし始めるという、ライトノベルのような奇妙な物語」としながらも、「作品の中に出てくる『思っていることは、やれること』という言葉がすごくすてきです。アルバイトをしている中高生から20代中盤くらいの世代の『やりたいことはあるんだけど、そこに挑戦できずにいる若者たち』に、この言葉を伝えられる作品になっていると思うので、いろいろな方に見ていただきたいです」と語った。

　会見には、伊藤さん、綱啓永さん、なえなのさんも出席した。