がん経験者の宮迫博之と元ボクシング世界王者の竹原慎二氏が、ユーチューブチャンネル「宮迫ですッ!【宮迫博之】」で対談した。

 宮迫は2012年にスキルス胃がん、竹原氏は2014年に膀胱がんであることが判明。宮迫は胃の3分の2を切除し、竹原氏は膀胱を全摘出した。それから復帰し、現在は両者とも活躍している。

 竹原氏の膀胱に異変が起きたのは、がんであることが分かる約2年前。頻尿、痛みどころか、ついには大量の出血もあったという。それまで知り合いの医者の診察を受けて問題なしと言われていたが、出血を機にほかの病院でがんと診断された。

 竹原氏は「要はその先生が診察でいい加減だった。2年ですよ。本来ならば早く見つかっていれば、膀胱を全摘しなくてもよかったんですよ。裁判かけたんですよ。裁判かけたら負けたんですけど。裁判の中でも杜撰なことばっかり言ってましたね。医療裁判、勝てないですよ。よっぽどのことがない限り勝てないですよ。その先生に謝ってほしかったんですよ。もっと真剣に見てほしかった。カネとか取る目的で裁判にかけたわけじゃないですよ」と明かした。

 この話を聞いた宮迫は「(医療ミスは)あったな、俺もな。ちょっと言えないけどな。医療関係の人に。完全にミスされているので、絶対に認めないですよね。ずっと理論だてたら、すいませんと言ってくれましたね。すいませんがほしいだけなので」と詳しくは明かさなかったが、竹原氏同様に医療ミスの被害にあっていたことを告白した。

 宮迫の入院中には、多くの芸人がお見舞いに訪れている。そこでふざけるのが楽しみになっており、千原ジュニアが来た際に、宮迫はテンガロンハットに黒いロングコート、とんがったブーツで待ち構えていたという。

 ヤバイ状態だと聞いていたジュニアは、あまりにも元気そうな姿を見て「後で聞いたらジュニアは(宮迫が)お姉ちゃん関係でやらかして、がんになったとウソ言うたんやと思ったらしい。病院と結託してこもっているだけやと思ったらしい」(宮迫)

 宮迫は最後に「ボク見てたら分かるでしょ。何があっても、前だけ向いて進んでいたら人生楽しいですから、見ててください。一緒に頑張りましょう」とエールを送った。