NHK党の立花孝志党首(54)が18日、自身の公式ユーチューブチャンネルを更新し、暴露系ユーチューバーの〝ガーシー〟こと東谷義和氏(50)の参院選擁立に向けた状況について解説。NHK党の党首の座を譲るプランも明かした。

 立花氏は7月投開票予定の参院選に東谷氏の擁立に動いている。以前は全く興味を示していなかった東谷氏だが、議員の肩書がつくことで、発信・影響力が増す可能性が出てくることや国会会期中は不逮捕特権があることを知り、リスナーに意見を求めるなど、立候補を検討している。

 立花氏は改めて、国外にいたままでも選挙への立候補や活動に支障がないことを説明し、BTSに会わせる詐欺では、警察の捜査は避けられないものの被害者弁済を進めていることから不起訴を予想した。

 そのうえで立花氏は改めて、参院選立候補のメリットを説き、「あえて国政政党の党首として立候補するか。今の僕の立場」とNHK党党首の座を東谷氏に禅譲するプランも明かした。

 立花氏はNHKへの威力業務妨害などの罪に問われ、今年1月に一審で懲役2年6月、執行猶予4年の判決が出て、控訴している。この事件を巡って、立花氏は逮捕されずに在宅起訴だったことを受け、「国政政党の党首だから逮捕されなかったんじゃないか」と振り返る。

 東谷氏にもNHK党党首のポストを譲ることで、警察も身柄拘束の逮捕までは至らないとの考えのようだ。

 立花氏は「ガーシーは堂々と日本に戻ってきて、任意の事情聴取にこたえれば、逮捕されることも起訴されることもないんじゃないか。むちゃくちゃな形で有罪になったら世論が黙っていない。日本に帰ってこない選択よりも堂々と戻ってきた方が、将来を考えれば、ユーチューブも伸びる。党でSPも付ける」と東谷氏に〝帰国&立候補〟を呼びかけた。