日本音楽著作権協会(JASRAC)は18日、都内で「2022年JASRAC賞」の授賞式を行い、LiSAの「紅蓮華」が2年連続の金賞に輝いた。

 音楽配信やカラオケなど、音楽著作物使用料の分配額が多かった著作者を表彰する賞で、「紅蓮華」は4作品目の2年連続金賞という快挙となった。テレビアニメ「鬼滅の刃」の主題歌で現在もカラオケなど幅広く支持されている。

 LiSAは「去年に続き、長くたくさんの方に愛していただき、とても光栄です。水面から太陽に向かって咲く蓮の花のように、賢明に生きる私たちの未来が、明るく照らされていきますように」とコメントを寄せた。作曲した草野華余子氏は壇上で「幼少期からアニメと音楽にしか興味がなく、5歳から作曲をしていた。今も、音楽が好き、という気持ちだけで曲を書いています。曲がヒットするしないは、奇跡みたいなものだと思っている。だから、ここに立てていることが本当に奇跡。変わることなく、音楽が好きという気持ちだけで楽曲の制作をしていきたい」と喜んだ。

 銀賞には梶浦由記氏が作詞・作曲で、LiSAが歌う「炎」が受賞。2020年に公開された「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の主題歌に起用された。LiSAは「梶浦さんと共に楽曲に託した想いが、さまざまな形でたくさんの方に受け取っていただき、とても光栄です。前を向いて歩いていく全ての方の心に『炎』を灯し続けられますように」とコメントを寄せた。

 銅賞には優里が作詞・作曲した「ドライフラワー」が銅賞を受賞した。