負のスパイラルから抜け出せない。パイレーツ・筒香嘉智外野手(30)は17日(日本時間18日)に行われた敵地でのカブス戦に「5番・一塁」で先発出場し、3打数無安打に終わった。

 1点を追う4回一死三塁、第2打席で高々と打ち上げた飛球を相手右翼手の鈴木誠也がキャッチ。三塁走者ボーゲルバッグがタッチアップからホーム突入を試みるも鈴木のワンバウンド送球で生還を阻止され、筒香に打点1はつかなかった。

 チームは0―7であっけなく敗戦。同地区対決で連日の大敗を喫し、3位浮上のカブスと入れ替わって4位に転落した。快音なしとなった筒香は打率1割7分4厘、出塁率2割7分9厘、長打率2割2分8厘、OPS(出塁率+長打率).507と低空飛行へハマり込んでいる。

 それでも試合後は「高いフライアウトが多い時はいい傾向。それが出ているということは良くなってきている」と前向きな言葉を並べたが、パイレーツファンの我慢も徐々に限界へと近づきつつあるようだ。実際にSNS上では「ツツゴウは今すぐDFA(メジャー40人枠から除外)にすべき」「パイレーツはヨシ・ツツゴウが打診された複数年契約を自ら断って正解だったと確信しているに違いない」などと辛らつなバッシングが数多く散見されるようになっている。

 果たして筒香は窮地から脱することができるのか。追い込まれた状況を打破するためには一刻も早く打棒を爆発させるしかない。