中日・片岡篤史二軍監督(52)がPL学園の先輩・清原和博氏(54)のユーチューブチャンネル「清ちゃんスポーツ」で18日公開された動画に出演。京田陽太内野手の強制送還について語った。

 一軍の正遊撃手・京田は今月4日のDeNA戦(横浜)で攻守に精彩を欠き、試合中に立浪監督から名古屋へ強制送還を命じられ、翌日登録を抹消された。

 ナゴヤ球場を訪れた清原氏は、片岡監督にこの件について質問。「ぼくらの時代にはあった話じゃないですか」としつつ、二軍では根尾を遊撃で起用し、京田を起用しなかった点を疑問視した。

 これに片岡監督は「(一軍の)レギュラーは京田だったわけですね。これから京田を戦力として一軍に返すことがぼくらの仕事」としながらも「今に限って言えば、根尾をショートを守れるようにしてくれと監督から言われてた」と説明。現在の京田の様子については「部屋に呼び出して話したら、まだ目は死んでませんでしたよ」とした。

 立浪監督について「二軍の球場にも足運んでくれるんで。選手にとってこれほどありがたいことはない」と語る片岡監督。「強制送還って言いますけど、プロ野球結果が出なかったら変えられる世界じゃないですか。レギュラーはピンチで補欠はチャンス。1回ファームに行ったら、チャンスがいっぱい出るってこと」と持論を展開した。

 片岡監督は現在の京田を、FA移籍するも結果が出ず、もがいた結果けがをしてしまった自身の阪神時代と重ね合わせ、その時に清原氏から送られた「お前の凡打なんか1年後とか誰も覚えてへんで」という言葉を京田にも伝えたと明かした。

 今季打率1割5分7厘。二軍の試合でも強制送還になった試合と同じく〝らしくない〟守備のミスをし、苦しむ背番号1に片岡監督は「自分で壁を打ち破らないと」とエールを送った。