安彦良和監督(74)らが18日、都内で、アニメ映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」(安彦監督、6月3日公開)完成披露舞台あいさつに出席した。

1979年に放送されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム」で、伝説のエピソードとされる第15話「ククルス・ドアンの島」を新たな切り口で映画化。

3月のイベントで、安彦監督が「ガンダムを映像で作るのはたぶんこれで最後」と発言したことが話題になった。

同発言について「最後、最後といってお客さん呼ぼうという魂胆はありませんから。先のことはわからない」と断りつつ「ただ、ご覧の通りぼくも歳ですから。アニメを作るというのは非常にしんどいことで、時間がかかる」と説明。

同作も、制作を提案したのは3年前だという。「とにかく歳ですから、最後だろうという話は自然と出てくる。もし歳をこのままとらなければ、気が変わるかもしれない。ただ、『ファーストガンダム』に関しては、思い残すことはない。これは本音でございます」と話した。

一方で年配の監督が活動していることに触れ、「何が起こるかはわかりませんけれども、歳は確実にとっていきます」とした。

古谷徹、武内駿輔、古川登志夫、潘めぐみ、成田剣、廣原ふうも出席した。