声優古谷徹(68)らが18日、都内で、アニメ映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」(安彦良和監督、6月3日公開)完成披露舞台あいさつに出席し、名セリフ「おやじにもぶたれたことないのに!」を40年以上言い続けていることを明かした。

1979年に放送されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム」で、伝説のエピソードとされる第15話「ククルス・ドアンの島」を新たな切り口で映画化。

82年公開の「機動戦士ガンダム3 めぐりあい宇宙」以来、40年ぶりに劇場版で主人公アムロ・レイを演じた古谷は「スクリーンに15歳のアムロが帰ってきました」と感慨深そうに切り出し「こんなにうれしいことはない!」とアムロの声でさけんで会場を盛り上げた。

イベントでは、テレビアニメ時代からの名シーンで、劇場版にも取り入れられた「おやじにもぶたれたことないのに!」がスクリーンで流れた。古谷は「ゲームとかでは毎年このセリフ言っているので、43年間ぶたれっぱなしなんですよ」と明かして笑いを誘った。「改めてみてみると最初に殴られているときに、手すりみたいな堅いところに後頭部をぶつけていましたね。あれは怒りますね。本当に泣きながら言いました」と振り返った。

最後に「きっと見終わったときに心が温かくなるようなすてきな作品です」とアピールした。

武内駿輔、古川登志夫、潘めぐみ、成田剣、廣原ふう、安彦良和監督も出席した。