大相撲夏場所11日目(18日、東京・両国国技館)、大関正代(30=時津風)は幕内玉鷲(37=片男波)を突き落として4勝目(7敗)。立ち合いで当たりを止めて体を右に開き、相手を土俵にはわせた。

 取組後は「(突き落としは)狙ってというか、相手の圧力がよかったのでずらしたかった」。納得がいかない立ち合いが続いていることには「どうしても押し込まれるのが目立っている。先手取っていけたらなと」と振り返った。

 4度目のカド番が迫る大関は「考えても仕方がない」と前を向く。勝ち越しには残り4日で全勝が必要だが「あとがないので、できることを思いきりやっていけたらと思います」と語った。