ジャニーズJr.内ユニット「7 MEN 侍」の佐々木大光(19)に付きまとったり、カッターナイフを突きつけて脅したとして、警視庁渋谷署は18日までに、ストーカー規制法違反と暴力行為等処罰法違反の疑いで横浜市在住の女子高生を逮捕した。

 逮捕容疑は今年4~5月、4回にわたってジャニーズ事務所近くなどで佐々木を待ち伏せしたり、付きまとったほか、4月30日に渋谷駅構内でカッターナイフの刃を突き付けて脅迫した疑い。女子高生は昨年4月から複数回、佐々木の自宅や仕事先で付きまとって、佐々木の腕をつかんだり、声を掛けたりしていたとみられる。昨年11月、佐々木が署に相談をしていたという。

 ジャニーズファンの間では自宅に行かないなどさまざまな〝禁止事項〟がある。それらを破って、悪質な行動を取る過激なファンは〝ヤラカシ〟と呼ばれる。

 芸能関係者は「悪質なケースだと、タレントの近くに行ってスマホで写真をパシャパシャ撮り、わざと『撮るなよ!』と怒らせて、『話しかけてもらった』と喜ぶことも。一昔前には櫻井翔がファンの子の携帯電話を壊したという騒動がありましたが、あれもわざとカメラを向けて本人を怒らせた。そのファンは『櫻井くんが触ってくれた携帯』と大喜びで、大事に取っておくなんてこともあった」。

 ストーカー行為に悩まされた「関ジャニ∞」の大倉忠義が自身のブログで被害を明かし「普通の人に戻る方がよっぽどらくだろう。そろそろ限界だ」と引退をにおわす発言をしたこともあった。

「関ジャニやHey!Say!JUMPにはファンの間でも有名な〝ヤラカシ〟がおり、ジャニーズ事務所も把握している」(前同)

 それでも、デビューしているグループはまだマシ。むしろ大変な思いをしているのはJr.の方だ。「デビュー組は車での送迎がある。一方、デビュー前のJr.の移動は電車で、マネジャーも付いていません。だからこそ〝やらかし〟にとってはやりたい放題。ストーカー行為に悩むのはJr.の方が圧倒的に多い」(事情を知る関係者)

 今回、ここまでの事件に発展したのは、カッターナイフが出てきたから。「今回のように刃物が出てくるケースは聞いたことがないと事務所でも驚いているそうです」(前同)。

 アイドルをやるのも命がけだ。