今季から米女子ツアーに本格参戦している渋野日向子(23=サントリー)が、昨年11月以来の国内参戦となる「ブリヂストンレディス」(19日開幕、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C=パー72)で、メジャー2戦目「全米女子オープン」(6月2日開幕、ノースカロライナ州)の予行演習をイメージしている。

 今回のコースは6713ヤードと女子の試合としては総距離が長く、グリーンも小さい難コース。技術はもちろんのこと、マネジメント力など多くの要素が求められる。「かなり難しいセッティングなので自分のやりたいマネジメントができるかが大事。(難コースで行う)全米女子オープンは、そういうところが大切になってくる」とメジャー2戦目とリンクさせた。

 6月に大舞台を控えるタイミングで時差を伴う長距離移動が負担になりかねないとの声もあったが、当初から今大会参戦を計画。今季の活躍で来季のシード権を確実にして実行に移すことができた。渋野は「ちょうどいい週に4日間大会があったし、自分の体調だったり心も休めたいというのもあった」と説明。リフレッシュを含めて一時帰国がベストと判断したわけだ。

 また、自分の調子を正確に把握したい狙いもある。「日本のきれいなコースでやらせてもらえるのは、どんだけ自分のせいにできるんだよという感じ。自分を試しやすい」。メジャーを見据えた作戦は功を奏するか。