新日本プロレス18日仙台大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Aブロック公式戦で、前年度覇者の高橋ヒロム(32)がフランシスコ・アキラ(22)を下して連勝発進を飾った。

「ユナイテッドエンパイア」の新メンバーとして初出場を果たしたアキラの猛攻にさらされた。それでもファイヤーボール(後頭部へのランニングダブルニー)を回避すると、ダイナマイト・プランジャーで反撃に転じていく。

 なおも粘るアキラに対し、ヒロムはヘッドバットからトラースキック、さらにはヒロムちゃんボンバー(ラリアート)と怒とうの猛攻に出る。最後はビクトリー・ロイヤルからTIME BOMBⅡをさく裂させて3カウントを奪ってみせた。

 BOSJ連覇中のヒロムは今大会も制すれば、史上初の3連覇と歴代単独最多4度目の優勝というダブルの快挙達成となる。開幕2連勝と絶好のスタートを切り「正直、この勝利は俺にとってデカい。もしかしてみんな『ヒロムの3連覇とかもういいよ』とか思っちゃってる? いやいやいや、ヒロムちゃん、3連覇、そして4度目の優勝、する気満々だよ? だってやっぱり前人未到って言葉、俺、好きだからさ」と不敵な笑みを浮かべた。

 その後は何を思ったのかなかなか控室へ帰ろうとせず「どうでもいいこととかしゃべってもいいのかな?」と、メキシコ遠征時代に歯が抜けた本当にどうでもいいエピソードを延々と披露。関係者を脱力させつつも「今日はいい収穫だった。3連覇、4度目の優勝を意地でも成し遂げたくなった」と誓いを新たにした。