国内女子ツアー「ブリヂストンレディス」初日(19日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C=パー72)、昨年11月以来の国内参戦となる渋野日向子(23=サントリー)は2バーディー、4ボギーの74で回り、2オーバーの67位と出遅れた。

 インスタートの10番パー4で2メートルのチャンスを外し、流れをつかむことができない。すると15番パー4でグリーン奥に外して寄せきれずにボギー。16番パー5で取り返すものの、2番パー5、3番パー4は連続ボギーとし、5番パー3で1つ取り返すも、8番パー3でまた1つスコアを落としてしまった。

 国内ツアー昨季賞金女王の稲見萌寧(Rakuten)、前週優勝の渡辺彩香(大東建託)との同組ラウンドは大勢のギャラリーを集めた。渋野は「たくさんのギャラリーの前は久しぶりで、スタートホールで拍手で迎えられたのはうれしかった。そういう応援を力にできなくて残念だった」と肩を落とした。

 目標の一つとしてたマネジメントにも徹することができずなかった。「手前ピンで手前、奥ピンで奥、外してはいけないところに外してボギーにしている。手前10メートル、奥10メートルでもいいクラブでもいいというマネジメントしないといけないのに、チャンスにつけたいというもどかしい感じの内容だったので、そうなってしまった」

 自己評価については「今日は欲に負けてしまったし、ゴルフの内容も最低。10点くらいでいいかな」。第2ラウンド序盤で崩れたら、予選落ちとの戦いも強いられる。「スタートダッシュできなかったので、ある程度は攻めていくしかない状態。攻めれるところはしっかり攻めて、手前、奥過ぎるピンはマネジメントできたらと今は冷静に考えているけど、明日になったら無理かもしれない」

 2日目もこのまま冷静さを保ちつつプレーするのか、それとも〝攻めダルマ〟に転じるのか注目だ。