国内女子ツアー「ブリヂストンレディス」初日(19日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C=パー72)、ツアー未勝利の林菜乃子(25=ユピテル)が、師匠・芹沢信雄の言葉を胸に6アンダーの首位発進だ。ボギーなしの6バーディーと66の好スコア。「思った以上にゴルフがよくてびっくりしています」と自身も驚いた。

 それもそのはず。今季は6試合連続を含む出場11試合で8試合の予選落ち。不調に苦しむ中、2週前の「ワールドレディスサロンパスカップ」では師匠にキャディーを務めてもらい、14位に入って復調のキッカケをつかんだ。「そこで自分がどれだけビビってゴルフをしているのか、コースの中で教えていただきました」

 そのとき芹沢がかけてくれた「ここでやれてることの幸せをかみしめて、もっと思い切ってやれよ」や「もっと覚悟を持ってやったほうがいいぞ」という言葉を心に刻んでプレーを続ける。「予選カットが続いたりとか、悪いショットを打ったときとかに、強い気持ちを持ってやっていかないといけないと思いました」

 前週も2日目に崩れたものの「最後8メートルくらいのバーディーパットを入れて、なんとか3日目まで残れた」。まだ初日を終えたばかりだが、師匠の教えに報いるためにも上位フィニッシュを目指す。