ノア19日の横浜ラジアントホール大会で、GHCヘビー級王者の潮崎豪(40)が小島聡(51)の〝覚醒〟を歓迎した。

 潮崎はサイバーファイトグループに属する4団体合同興行「サイバーファイトフェスティバル2022」(6月12日、さいたまスーパーアリーナ)で小島との初防衛戦に臨む。この日は稲葉大樹と組んで小島、丸藤正道組と対戦した。

 得意のチョップを打ち込んでいった潮崎は、ラリアートの相打ちには打ち負けたもののゴーフラッシャーを決めて王者の意地を見せる。さらに終盤には左のラリアートで小島をなぎ倒したが、丸藤の虎王で場外に排除されてしまう。最後は孤立した稲葉が小島のラリアートで沈められ、チームは敗戦となった。

 4日後楽園大会の前哨戦では小島からピンフォール負けを喫し、この日も勢いを止めることができなかった。試合後のリング上では「31年やってきたプロレスを全力で披露して、このウエスタンラリアートで勝ってやる」と挑発を受けた。

 ノア参戦後4戦4勝と絶好調の挑戦者に対し潮崎は「じゃあその31年間、俺がすべて飲み込み尽くして、イキイキしてる小島聡を倒させてもらう。ノアに上がるようになって、より水を得た魚のようにイキイキとしてる。それは感じますよ。やっていて本当に楽しい」と不敵な笑み。「でもこのGHCは渡すわけにはいかない。なぜなら俺が、アイ・アム・ノアだ」と、全盛時に戻ったかのような大ベテランの迎撃に自信をのぞかせていた。