阪神は20日に甲子園球場で巨人と対戦。虎党、G党を合わせ3万9180人の観客を集めたが、延長戦までもつれこむ熱戦に球場のファンたちは熱狂した。

 ゲームは0―2と2点ビハインドの9回二死一塁から、主砲・大山が起死回生の同点2ランを放つ劇的な展開。球場内では、新型コロナウイルス感染防止の観点から「声を張りあげての応援は禁止」という観戦ルールが呼びかけられているが、同点弾の場面では、球場は耳をつんざくような大歓声。各SNSでは「甲子園まじでうるさい」「これ以上酷くなるなら無観客でやれよ」といった声も…。

 4月15日の阪神―巨人戦(甲子園)では、9回に多くの阪神ファンが「あと一人コール」を大唱和し、周囲からひんしゅくを買ったばかり。ライトスタンドの応援団たちも「声援は心の中で」といった趣旨のパネルを度々掲げ、注意喚起を図ってきたが、劇的な展開とあって制御は難しかったようだ。