巨人が20日の阪神戦に延長12回の末6―2で勝利し、4連勝で単独首位に浮上。両リーグ通じて今季最長となった5時間3分の死闘は、まさしく総力戦となった。

 9回二死から大山の同点弾を食らって延長戦に突入すると、巨人ベンチは控え選手を惜しみなく投入した。延長12回無死満塁で途中出場となった立岡が勝ち越し適時打。続く代打・中田も「しっかりと準備をして打席に入れたと思いますし、それがいい結果につながったと思います」と2点適時打を放って勝負を決めた。

 終わってみれば、試合終了後にベンチに残った控え選手は小林と岡田のみ。限界まで戦力を投入した決死の戦いだった。