ロシア女子バレーボール1部リーグで、相手チームのキューバ選手を「サル」と呼んだロシア人監督に、重い処罰が下ることになった。

 ロコモティブ・カリーニングラードのアンドレイ・ボロンコフ監督は11日に行われたウラロチカNTMKとの決勝最終戦で、タイムアウト中に選手に指示を出した際「なぜまたあのサルをつかまえるんだ?」と発言。ウラロチカのキューバ人選手、アイラマ・セセ・モンタルボに対する発言で、ファンや関係者から「人種差別だ」と猛批判を浴びた。

 この問題について、ロシアバレーボール連盟は懲戒委員会の公聴会を開き、ボロンコフ監督に最大2年間の出場停止を科す考えを明らかにした。

 同連盟は「ボロンコフは相手チームのメンバーに対して攻撃的な言葉で表現された懲戒違反を犯した」と糾弾。月末の執行委員会で最終的に制裁の内容が決定するという。

 最悪なことに、ボロンコフ監督はモンタルボに対する謝罪を行っておらず、厳しい罰が下されることになりそうだ。