俳優中村倫也(35)が21日、都内で、映画「ハケンアニメ!」(吉野耕平監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

同作は、辻村深月氏の同名小説が原作。主演・吉岡里帆(29)演じる新人アニメ監督・斎藤瞳が、最も成功したアニメに与えられる称号「ハケン(覇権)」をめぐって奮闘する物語。

イベントで、「あなたが貫き続けている好きなことは?」と問われ、中村は「テオ・エルナンデス」とフリップに書き込んだ。

聞き慣れぬ横文字に会場がぽかーんとする中、中村は「みなさんご存じ、テオ・エルナンデス」と、イタリア・セリエAのACミランに所属するサッカーフランス代表選手の名前を挙げた。サッカー好きで知られる中村は「好きなチームの試合とか見るようにしていて。情報とか追うようにしていて。で今ね、ACミランっていうイタリアのチームが11年ぶりかな? リーグ優勝もうすぐできそうなんです」とサッカー愛を爆発させた。

共演する柄本佑(35)から「で、なんなのそれ?」とフリップを指さされると、中村は「この人はACミランの左サイドバックで、今のミランの戦術を担っている代表的な選手ですね」と解説した。

出番前にフリップをみた柄本から「作家の名前か?」と聞かれて「作家が一番近いかも」と「作家」と「サッカー」をかけていたことを暴露されつつ「次の試合、引き分け以上で優勝なので、みなさん名前だけでも覚えて帰ってください」と呼びかけて笑いを誘った。

吉岡、尾野真千子、高野麻里佳、吉野監督も出席した。