乃木坂46、4期生の林瑠奈です。



「好きな○○」についての話題は

何度も扱ってきた。



その○○に何か具体例を入れて

書いたこともあったし、

“○○”と穴空きのまま扱ったことも。



そろそろしつこいだろうか。



だが、日々生活する中で

「好きな○○」というテーマは

ぶつかり続けてしまうものなのである。



やはりここで話さないわけにはいかない。



前置きはさておき、



あ、

「さておきって使うなら

わざわざ言う必要なかったでしょう」

みたいなことありません?



そんなこともさておき、



逆に

「いや、これはさておきしといてくれよ」

なんてこともありますよね。



今度は本当にさておき、



「好きな音楽」



これもまたまた聞かれると困る問いである。



困ると言っても、

正確には初対面であれば何の問題もない。



^_^ 普段どんな音楽聴きます?


(^^) 邦ロックですかね~


^_^ 特にこのバンド!みたいなのって

あるんですか?


(^^) いや、こだわりなく結構色々聴きますよ~




ぐらいで済む。



ジャンルさえ明かしてしまえば、

あとは「ミーハーですけどね~」感を

出して乗り切れるのだ。



しかし、

顔も見知って仲良くなり始めた頃だと

こうはいかない。



【^_^ そういえば邦ロック好きだったよね?

今度一緒にカラオケ行こうよ~ 誰聴くの?】



強い、一度に強すぎる。



こういうときに、

本当に好きなアーティストを

言うべきかという点で困るのだ。



もし相手の好みじゃなかったらどうしよう、

ましてや嫌いだったりしたら…?



色々な可能性を考えてしまう。



ここで「え~○○ちゃんは何聴くの~?」

と返す手もあるにはあるが、



もしそれで返ってきた答えが、

「うわ、全然知らねェ」となった場合



自分の好きなアーティストを明かすことへの

ハードルは右肩上がり、返す言葉もなくなる。



自分が好きと感じているもの。



それを好きなことに対しての

恥ずかしさなんて全くないし、

自信を持って好きと言えるけれど



既にある程度の関係が構築された相手に

好きなもの、特に音楽を明かすのは、

それだけで人間性を測られてしまいそうで

怖いのだ。



大好きだと感じていても、その気持ちを

受け入れてもらえなかったらどうしようと、

自分の好きが跳ね返されてしまった時の

私の感情を思って心が痛くなる。



そんなに重く受け止めるべきことではないと

分かってはいるけれど、



ルーツや価値観といった

ある種自分の象徴でもある

好きな音楽を明かすことは、

少々ハードルの高いこと

なんじゃないかと思う。




5月も終わりに近づき、

新しくできた人間関係から

そんなことを考えたこの頃。



さっそく学校のグループワークで

好きな○○の壁にぶつかっています。



気まずいを乗り越えた先に光があると信じて、

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(ニッカンスポーツ・コム「乃木坂46林瑠奈 負けるな!しょげるな!乗り遅れるな!」)